宮崎市役所では、「支え合いの地域づくりネットワーク」を毎年実施しております。
その活動として2024年6月24日(月)から6月28日(金)9:00〜16:00の間で一週間毎年恒例の【フードドライブ】が始まりました。
フードドライブとは一体何なのか?どんな活動なのか触れてみたいと思います。
フードドライブってなに?
フードドライブとは、個人で誰でも参加ができる活動で、食品ロスを削減するために、家庭で余った食品などを捨てるのではなく集めて宮崎市役所のように“子供食堂”に寄付したり、“福祉団体” “生活困窮者支援団体”等の食品を必要としている地域や施設に寄付する取り組みのことをいいます。
世の中では、自治体の施設や、イベント会場、スーパーマーケット、コンビニ、学校などで行われることが多い活動で、大きな食品ロス削減につながる活動だといえます。
世界からみても日本では、食品ロスがかなり多いと言われており、その半分近くは家庭系食品ロスのため、少しでも人々の意識が変わり食品ロス削減につながるといいですね。
また、人が集まる場所ならどこでもできるのもメリットの一つで、SDGsの目標達成にもつながるでしょう。
宮崎市役所「支え合いの地域づくりネットワーク」
宮崎市役所では、「支え合いの地域づくりネットワーク」が毎年フードドライブを実施しており、未開封で賞味期限が1カ月以上ある調味料やカレールー・缶詰などを集めていて、市内45カ所の子ども食堂などに寄付されます。
フードドライブは令和元年7月に、宮崎市役所で初めて開催された取り組みです。
◆日時:令和6年6月24日(月)~6月28日(金) 9:00~16:00
◆場所:市役所本庁舎正面玄関入って右側
◆問い合わせ先:支え合いの地域づくりネットワーク TEL:080-4699-6788
地域の子供達へ食品を寄付することで、心のこもった料理を提供したいという思いが込められた活動になっております。
回収の対象商品はどんなものがある?
日持ちするものが望ましいと言えますが、寄付できる食品は下記のようにたくさんあります。
お米やパスタ、うどんなどのカップ麺や缶詰、インスタント、調味料等の常温保存ができるもの。
その他
・フリーズドライのお味噌汁
・レトルト食品
・お菓子
・お茶、コーヒー、ジュースなどの飲料
・ベビーフード
・ミルク
★賞味期限が1カ月以上あるもの
※賞味期限が明記されていないものは不可
★包装や外装の破損がない未開封のもの
<寄付不可食品>
・腐敗しやすい生鮮食品(生野菜や肉類、豆腐など)
・アルコール飲料
・賞味期限表示がないもの
・医薬品
・保健機能食品(サプリメントなど)
・水
・瓶詰
・ペットフード
しかし、食品への管理問題への懸念があるため、寄付する側の意識や食品を提供するにあたっての適切なルールの認識が大切になってきます。
全国各地で回収ボックスを設置
大手コンビニエンスストアであるファミリーマートでは、2021年4月から「ファミマフードドライブ」を実施しております。
ファミリーマートのフードドライブは2023年8月18日に全国47都道府県へ拡大を実現。
お買い物がてらに寄付が可能な利便性のいい立地を利用し、全国にある2,410店舗を食品の回収拠点とし活動を広げました。(1年半で2000店舗まで拡大)
パートナー企業からのコメントや手紙も。
NPO法人 生活相談サポートセンター 北海道
ひとり親家庭では、『なかなか子どもにお菓子を買ってあげられないので、本当にありがたいです』『お魚が買えないので、保存のきく缶詰がとても助かっています』とのお喜びの声を多くいただいています。ご支援くださる方々の中には、ファミマフードドライブに協力する事を楽しみに、店舗でたくさん商品を購入し、そのまま寄付してくださる方もいらっしゃるとお伺いし、地域の皆様の温かさに私達もとても励まされています。また、活動報告のチラシを作成し、御礼の言葉と共にファミマフードドライブのボックスに貼らせていただいており、そのチラシをご覧になった方がまたお品物を入れてくださるという、嬉しいご支援の輪の広がりも感じています。地域の皆様とご協力いただける店舗の皆様に支えられ、私達も活動の歩みを進められています事に感謝の気持ちでいっぱいです。
引用:https://www.family.co.jp
また、他には女性限定30代のフィットネス「カーブス」でも社会貢献活動の一環として「カーブスフードドライブ」を実施しました。(2007年から年に1回実施)
埼玉県の一清堂店舗内でも、食の問題や貧困問題の周知とともにフードドライブを実施。
なお、各都道府県でも様々なフードドライブの活動が行われているので、ぜひお近くの場所等調べてみてください。
まとめ
フードドライブは私たちの身近でも取り組みが実施されております。
誰でも気軽に参加できる社会貢献活動となっているため、まずは活動の背景を知ることが大切だと感じます。
「生活困窮者のサポート」と「食品ロス削減」への取り組みが増え、もっともっと、日本全体でフードドライブのボランティア活動が浸透することを願っております。
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